「泰山」のその他の用法については「泰山 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
「岱山」はこの項目へ転送されています。中華人民共和国浙江省舟山市の県、同県に位置する舟山群島の島およびその最高峰については「岱山県」をご覧ください。
「岱岳」はこの項目へ転送されています。泰安市の区については「岱岳区」をご覧ください。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、JIS X 0213:2004 で規定されている文字(「?」「?」「?」「?」「?」「?」)が含まれています(詳細)。
泰山
(中華人民共和国)
泰山 南天門
英名Mount Taishan
仏名Mont Taishan
面積250km2
登録区分複合遺産
IUCN分類III(天然記念物)
登録基準(1),(2),(3),(4),(5),(6) (7)
登録年1987年
公式サイト世界遺産センター
泰山(たいざん)は、中華人民共和国山東省泰安市にある山。高さは1,545m(最高峰は玉皇頂と呼ばれる)。
封禅の儀式が行われる山として名高い。道教の聖地である五つの山(=五岳)のひとつ。華北平原の丘陵を見下す雄健かつ壮観な絶頂は五岳独尊とも言われ、五岳でもっとも景仰される春秋時代以来の伝統がある。一例として泰山地震は天下の大事であった。ユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている。また「泰山国家地質公園」としてジオパークにも指定されており、ユネスコ世界ジオパークネットワークにより認定されている[1]。中華人民共和国国家級風景名勝区(1982年認定)[2]、中国の5A級観光地(2007年認定)[3]。
山頂付近に「五嶽獨尊」と書かれた石碑があり、泰山の風景はこの石碑と共に現在中国で発行されている5元紙幣の裏面の図柄に採用されている。 主として「東岳大帝」(同「泰山府君」)と「碧霞元君」(同「泰山娘々」)と「眼光?々」を祀っている。泰山府君は病気や寿命、死後の世界の事など、生死に関わること全般に、また碧霞元君は出産など、女性に関する願い事全般に、そして眼光??は目に利益があると、それぞれ信じられている。その人気は普陀山の観音信仰と比せられるほどで、中国大陸での人気を二分している。泰山玉皇頂 そもそも、泰山では東岳大帝が最も重要な神位として祀られてきた。後漢代には「俗に岱宗(=泰山)上に金篋・玉策があり、人の年寿の脩短をよく知る」(『風俗通』巻2)と記されている。つまり、泰山の山頂には人間の寿命の定数を記録した原簿に相当する帳簿が置かれているという信仰が存在していた。下って魏晋南北朝より唐代頃になると、その帳簿を管理する、人間界同様の組織の存在が想定されるようになる。こうして、長官としての泰山府君が出現し、その配下の官僚としての泰山主簿、泰山録事、泰山伍伯等の存在が生み出されてくるのである。日の出 また、後漢代には伝来していたとされる仏教の漢訳経典中に見られる「太山地獄」が、中国では現実に実在する泰山の地下深くに存在するものと考えられるようになった。こうして泰山地獄も誕生する。 宋代頃に入ると跡継ぎ問題により娘の碧霞元君の人気が上がりはじめ、現在のように碧霞元君に参詣するという形式になったという。明代の小説『醒生姻縁伝』にはその信仰が詳細に描かれている。 山頂へと続く参道には斗母宮
概要